お酒に関する名言、迷言

ここ10年以上人間ドックで、高血圧、中性脂肪、コレステロールが基準値を大幅に上回り、再検査だ胃カメラだとドクターにうるさく言われ続けているが、原因がすべてアルコールにあることは十分承知している。
ドック

そんなんで今年は一念発起してお酒をやめる、のではなく、人間ドックの前三日間だけでもお酒を控えてみたのだが(結果はこれから)、その節酒期間中、お酒についていろいろと頭を巡らせていた。気を紛らわすために、お酒にまつわる名言・迷言を拾い集めてみた。

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「花は半開を看、酒はほろ酔いに飲む。この中おおいに住趣あり」(洪自誠:明代に「菜根譚」を著す)
良い飲みかたの指南。

ワイン

「ワインの中には知恵がある。ビールの中には自由がある。水の中にはバクテリアがいる」(ベンジャミン・フランクリン)理屈っぽいけど、お酒の良さが。

「酒が一番いいね。酒というのは人の顔を見ない。貧乏人も金持ちも同じように酔わせてくれるんだ」(五代目:古今亭志ん生)八つぁんも熊さんも大家さんも、一緒に酔える。

二人

「樽の上からすくって飲むやつは、たとえ一升飲まれても、三升飲まれても大したことはない。怖いのは、樽の底から一滴でも漏ることだ」(岩崎弥太郎)
酒飲みというより吝嗇か。

「酩酊は一時的な自殺である」(ラッセル:英の哲学者 97歳まで活躍)
少し反省。

人

「三年間酒を飲め、そうすれば金がなくなる。三年間酒を飲まないでいよう、そうしても金はなくなる」(中国の諺)
日本にも同じような諺「下戸の建てた蔵はない」があるが、上戸の建てた蔵もない、と言われる。

「酒は人類にとって最大の敵かも知れない。だが聖書はこう言っている。『汝の敵を愛せよ』と」(フランク・シナトラ)
コッポラ監督が愛飲した、シナトラの本名を冠したカクテル「フランシス・アルバート」をバーテンに頼むと、その知識、技量が分かるという。(ワイルドターキーとタンカレージンをほぼ1/2づつ入れる強烈な酒、旨い)
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フランシス・アルバート

「酒を飲むと、修業の妨げになる。酒を飲むと、常の修養が乱れる。酒を飲むと、意思が弱くなる。酒を飲むと、立身がおぼつかない。・・・などと考えてござるなら、お前さんは大したものになれない」(吉川英治)
自己弁護。

「酒は百薬の長なり、されど万病の元なり」 (吉田兼好)
この辺がマトモな考えか。

日本酒

「ときには我を忘れるほど酔うことも人間の特権だ」(山本周五郎)
直木賞はじめ賞など全て辞退して、酒と執筆に明け暮れた大好きな作家さんのお言葉。

「楽しみは、うしろに柱、まえに酒、両手に女、ふところに金」(斉藤秀三郎:明治、大正を代表する英語学者、教育者)
豪快な賢人だったらしい。

猫3

「酒が人間をダメにするんじゃない。人間はもともとダメだということを教えてくれるものだ」(立川談志)
談志師匠らしい、深ーい観察。

猫2

以下は、出典不明。

「酒を飲むのは時間の無駄、飲まないのは人生の無駄」

「酒を飲むと死ぬ。しかし酒を飲まなくとも死ぬ」

猫

「三日にいっぺんくらい酒をやめてみろ、と医者に言われて、三か月して医者に行った。『二月三日と三月三日と四月三日には酒を飲まなかったんですがねぇ』」

「女と酒はにごうまで」

「俺はずっと酒で生きてきた。酒で死ぬもまたよしとしよう」

ビール

「いい酒は朝が知っている」

「酒を飲まない人は人生の半分を無駄にしている。酒を飲む人は人生の大半を無駄にしている」

ラスト

以上、自戒を込めて・・・。