当用漢字は、太平洋戦争(個人的には大東亜戦争なのだが)が終わった昭和21年、古い因習を廃絶していく戦後改革の中で、いずれ漢字を廃止し、表音文字への移行を目的に、経過措置として”当面使っていいよ”と限定的に括った1850字のこと。
上の漢字は特に関係ない。
その後、漢字の廃止が不可能であることが分かり(初めから分かりそうなものだが)昭和56年、約100字を追加して、括られたのが常用漢字(1945字)。
辞書のハナシになるが、かの有名な広辞苑は昭和33年に岩波書店から世に出され、以来、辞書と言えば広辞苑と言われるほどの地位を築いた。
これから遅れること33年、昭和63年に三省堂が対抗して出版したのが大辞林。そこそこの知名度はあるものの、やはり二番煎じか。