山岳信仰の加波山、らくらく登山

筑波山に連なる山岳信仰のお山加波山。ポピュラーではないために行き方、登り方を正確に表すものがほぼ皆無だが、頂上付近にいくつも立ち並ぶお宮が示すように、人々の信仰を集めた魅力ある山である。筑波山に次ぐ700メートル級のそこそこの高さに石切り場をかかえる、ちょっとコワモテの加波山にチャレンジしてみた。
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真壁の町を左手にやり過ごし、県道41号を北上すると10分くらいで樺穂小学校を右手に越えたところに、「加波山 入口」の看板。500メートルほどで加波山不動と駐車場に行き着き、ここが一合目と言われ本来の登り口だが、ズルしてなおも行き進み、普通の舗装道路の終点が桜坊、はや三合目である。
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三合目登山道入り口の桜観音、ここが桜坊。

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桜観音の奥に三台分の駐車スペース、知る人ぞ知るらくらくコース(ただ桜観音の手前にも、5台くらいは停まれそうな謎の空き地もある)数年前、ここから更にズルをしようと右手にある道を車で登って身動きができなくなり、悲惨な思いをしたので、今回はここからはマジメに登山。

細い舗装道路は10分ほどで山道に変わり、最初の石切り場が出てくる。この日は作業もお休みのようで、発破の音も聞こえなかったが眺めは勇壮である。
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石切り場から真壁の町を遠くに望む何人かの登山客を見かけながら、ものの90分で山頂近くの加波山神社 拝殿、社務所が見えてくる。一合目の加波山不動に始まり、拝殿とか本宮とか同じような名前の社が続いていく。
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加波山神社拝殿、右手の階段の上に同じような名前の社が続く

クサリの石段を上ると峰沿いに社が点々と鎮座する。
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たばこ神社、周辺はたばこの葉の栽培が盛ん。日本たばこ㈱の寄進の跡も。

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本宮、どこも賽銭箱は扉の穴の向こうここからは下り中心の山道をひたすら降りるが大きな奇岩が道のわきから登山客を睨む。(正確には大きな岩を避けて登山道を開いたのだろうけど)

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真っ二つに割れた岩。玄武岩か、こんな裂け方の岩が多い。

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林道があったり、整備された階段もあったり。

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こんな岩や

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こんな危なっかしい岩が

緊張感のある加波山、らくらく登山。