一足早く春が訪れる熱海。平日にも関わらず連日、老若男女で賑わう。ＪＲ「熱海」駅から、お土産やが軒を連ねるアーケードを抜けて、お宮の松のある熱海湾に向かうのが観光客の定番だが、駅の北側の丘陵地に張りつく別荘地帯も違った風情でいい。
熱海駅前ビル 奥に熱海湾を望む
車がやっとすれ違う急坂を登っていくと、企業の保養所、別荘が斜面に居並ぶ。このエリアではないが、近くにはソフトバンクの孫さん、ニトリの会長（元岸首相の別荘）等々、さすが腐っても熱海、全国区の保養地である。
猫がお出迎え
早咲きの熱海桜は八分咲きといったところ
湧水が側溝を流れる風情のある道を右に左に、登って下って、観光ルートとは真反対の道から、最近とみに人気を博す来の宮神社へ。
熱海と言えば源頼朝と政子の逸話の伊豆山神社が有名だが、この来の宮神社、数年前に恋占いだか縁結びだかを売りにしてから女の子を引きつけ、当然の結果として男の子を誘い、地味ーな神社が今では、若いカップルのメッカ的存在だそうである。
社の手前には新築なった立派で洒落た社務所に、金ぴかの神輿が飾られている。
巫女さんを盗撮
チャラチャラ感が出てしまっているも、この来の宮神社の見どころは二本の大樟（クスノキ）。樹齢2千年を数え、一本は国の天然記念物でもある見ごたえのあるご神木。
大きな鳥居をくぐり神社の外へ出ると、路傍に茶店のような建物が鎮座するが、よく見ると 来の宮神社直営売店。
安い。
