蔵の街「栃木」流し雛

栃木県の南端、栃木市。小江戸、蔵の街として地味なブームに立ち寄った。
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JR「栃木」駅にてゆるキャラ”とちすけ”。栃木県のゆるキャラは”とちまる”ですが。

徳川家康の眠る日光東照宮と江戸を結ぶ正式ルート(例幣使街道)の宿場町として栄え、その後市内と江戸を結ぶ河川を利用した海運で隆盛をなしたとかで、古来からの豊かさ、蔵の在り様の意味を感じさせる。
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子供たちの大道太鼓演技

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流し雛。下流で市の職員が網で回収していた。

観光地として道はずっと石張りで整備され、名刹も多い。蔵以外も一見の価値あり。
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但し、商業的には地方都市の宿命的な衰退は免れず、中心部に聳え立つ東武百貨店も、閉店こそしないまでも1階のみの営業で、2階からは栃木市役所と成り果てり。旧市役所は格好良かったけど時代の流れか。
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旧市役所、別館

観光客用のお店も市役所の案内にも、英語、中国語、韓国語の表記があり、隣接の小山市の外人居住を差し引いても、外国人観光客の隠れたる名所になっているよう。大きな鯉が豊かに泳ぐ水路<メインは把波川(うずまがわ)>に囲まれた、落ち着いた小江戸栃木でした。