首都圏を環状的に取り巻き、東は常磐自動車道から西は東名高速道路までを、横串に結ぶ圏央道の最後の区間が繋がって三週間。東京都心を通らずにそれぞれの高速道路を利用できるメリット、経済効果は周知の通りです。
暖かい春の日差しに誘われて、嘗ては陸の孤島だった、境町、坂東市を訪問。訪れるにあたって、見るべきスポットをチェックしてみると意外と魅惑的。
まずは「道の駅 さかい」を目指して、一般道からのどかな道を行く途中、この周辺は、かの平将門のフランチャイズ。
「延命寺」に拝謁。
このあたり一帯に将門とゆかりのある、井戸や史跡が点在しており、
いちばん近くの「國王神社」だけお参り。
寄り道はこれくらいにして、20分ほど走って第一の目的地「道の駅さかい」へ。
ここは何度か立ち寄ったことがあるけど、今回は下調べで、すぐ近くの利根川の岸壁から高瀬船が遊覧航行していることを知り、13:00の出航時間に合わせて行こうと思い、「道の駅さかい」のオバちゃんに行き方を聞いてみたら、「この時期は水が少ないからやってないわ。五月くらいからじゃない?」とのことで、がっかりだったけど、場所だけでも見ておこうと河原を目指す。
船着き場らしきところ発見。でもここではなくて、ここは対岸にも同じような施設があり、渡しがあったところ。
対岸は関宿町。シンボルの関宿城博物館が見える。
ここにいた、高瀬舟。案内によると日に三度ほど45分間の遊覧で、利根川と江戸川の分流点まで行って見られるみたい。1,000円/人也。機会があれば乗ってみたい。
右側の住宅街のはずれが船着き場、利根川を登り、左上の分流点までを遊覧するらしい。
土手を下りて、旧道にある商店街は、いずこの地方都市同様、寂寥感が漂う。
気を取り直して、これも下調べの成果、その道では有名なお茶屋さん&古民家カフェへ。
野口熊太郎茶園屋号は”やまの”。
渋い古民家の土間を入って、
囲炉裏の間を抜けて、(奥には既にお客さん)
大正浪漫の香りがする、応接セット(ここも客席)の向こう側、長火鉢のある客席に到着。
お茶の三種飲み比べ。左から、ほうじ茶、玄米茶、緑茶 上品で美味。540円。
隣りの席のお客さんが頼んでいたスイーツのコースは、写真はさすがにとれなかったけど、三品のスイーツに三種のお茶がついて2,000円。バカ安。
この店のお嬢さんらしき人。また来ようと、ポイントカードまで作ってしまいました。
何でも、裏にあるお庭も見られるということで、裏に回ると、
移築したという古民家。ガラス戸の向こうに見えるのが、お隣にいたお客さん。
喉も潤ったので、下調べの成果のもう一つ逆井城跡公園へ。
下から眺めると、右手に矢来のある塀と左手の生垣が妙にいいコントラストを魅せている。
ここ、逆井城跡公園、園内には桜の大木、老木がぎっしり植わっていると思ったら、来る4月8日、9日と、大イベント「さくらまつり」があるようです。茨城県内屈指の桜の名所でしょう。あまり混みそうもないし。
と、まぁ、境町、坂東市を堪能して境古河ICへ。開通して一か月足らずの自動車道は黒く光っていました。70kmの制限速度も、対面通行区間ばかりなのを考えれば、とてもリーズナブル。反対車線からはみ出されて正面衝突は勘弁してほしいから。 高齢者の認知症からくる危険運転は怖いけど、いずれ加害者側に回らないよう気をつけよう。