COP20から地球と宇宙を想う。

COP20が閉幕した。温室効果ガスの削減を先進国のみに課そうとした京都議定書とは違い、発展途上国にもその削減を求める会議だったが、各国の思惑とエゴとの駆け引きで大きな成果は上げられなかった模様。
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温室効果ガスの排出量は、現在1位:中国、2位:アメリカ、3位:インドという状況下で、削減は自国の国益を損ねることから、きれいごとではいかないのだろうけど、かつて日本では鳩山なる首相が何の根拠もなく25%削減を打ち出し、大ヒンシュクとともに世界から嘲笑を買ったことを思い出す。(オバマさんに、trust meと言って、失望させたこともあったっけ)
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宇宙船地球号 という考え方がある。私なりにイメージしてみるとこの宇宙船は自転しながら太陽の周りを回っているのだが、乗組員は多くの昆虫と、それより多い細菌類、植物、少数の哺乳類、鳥類らでそれぞれに有機的に繋がって生き、子孫を残している。
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宇宙船自体の生命活動により内部外部は時に傷み、修復され、一時的には宇宙からの刺激である宇宙線に乗組員も影響を受けながら飛行を続けている。近年、少数の哺乳類の内の少数の種族が自らの利便のために、宇宙船の内部で火を燃やしては、また自らそれを消し止め、小さな無駄を繰り返している。

しかしながら宇宙船は太陽系という空間の中を、周囲には何の問題ともならず飛び続ける。ただしその乗組員たちにとって、不快な事態になっても、宇宙船には修理を施す基地はない。
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宇宙船は太陽系という空間の中の宇宙船団の一員に過ぎないが、実は太陽系そのものが秒速240Kmという速さで、銀河系の中心に向けて旋回運動を行っている。2億年という周期だそうで、誕生以来すでに20周位しているという。宇宙船太陽系号とでも言おうか。
(参考までにロケットが大気圏を突き抜けるのに必要な速度は秒速8Kmである)
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そして銀河系全体が、秒速600Kmという速度で、たしかにどこかに動いているらしい。参照サイト。銀河系のようなものが7兆あるという宇宙、目の前にある一滴のしずくの中なのかも知れない。
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