成宗電気軌道跡

毎年恒例の成田山新勝寺への初詣を終え、過日ぶらタモリでも紹介された成宗電気軌道跡をたどってみました。京成「成田」駅から宗吾霊堂を結ぶ軌道のうち、新勝寺の門前まで引かれた電鉄です。参道の反対を斟酌し、参道の脇の低地を這うように走った軌道の跡です。

軌道跡の近くの公園に展示されている機関車でしたが、成宗電気軌道とは無関係なデゴイチでした。紛らわしい。

どう行ったらいいのか分からなかったので、老舗「米分」さんで尋ねると、名物おかみが気持ちよく教えてくれました。「地元の人はまぁ・・・」ではありましたが。参道の「米分」と「米屋」の間の路地から下りていきます。

左手が新勝寺、右手が京成「成田」駅。この路地をまっすぐ5分ほど歩いて階段を下ると、

トンネルが見えてきます。これが第一トンネルで、この先が新勝寺です。

正月と言え、松がとれたのにここも新勝寺に向かって大渋滞でした。ここから京成「成田」駅方面へ歩きます。

途中、土木遺産として説明書きが掲示されています。

第二トンネルです。

参道の脇の低地に土を盛って軌道を作ったようです。

馬の背状の軌道跡から、成田空港へつながる京成電鉄が見えます。

反対側の台地の上が参道です。

線路の跡も、電車のかけらもありませんが、歴史を感じる成宗電気軌道跡でした。