筑波山の東連峰、愛される山 宝篋山 に三度目のお参り。日曜日の午前9時。入口の休憩所は早くも満車。中高年の軽 登山熱を感じます。路上駐車も、悪魔のささやきを振り払って近くの駐車場を探します。小田城跡に向かう道を500M程行くと、専用の駐車場がありました。無料です。100台近く駐車可能です。長島家、ありがとう。ここに停めて、今年の 宝篋山 お参りが始まります。
歩いて10分程の小田城休憩所に戻り、トイレを借用して心身を整え登山開始です。満車の駐車場を横目に 常願寺コースに進みます。初心者には 極楽寺コース がお奨めとかですが、前半がのどかな 常願寺コースもいいのです。宝篋山頂を見上げながら、始めは田圃道を歩きます。
県道からここに直接アクセスできるルートと駐車場(5台程度)もあるようでしたが、ちょっとズルだし、対面通行の難儀さを考えるとお勧めできません。一部アスファルト舗装の道を山道へ向かいます。このコースは意外に沢の道となります。登山道の脇にせぜらぎが、せぜらぎの横を登山道としているのか、小さな滝、流れが、足元を癒します。聞こえるのは水の音ばかり。でも見上げると、山の中の風情が、違う次元で圧倒してきます。でも、このコースはまだまだ沢の景色が続きます。ちょっと見えづらいですが、左を向いたカラス天狗なのでしょう、天狗岩も迎えてくれます。オーソドックスに右の道を進み山頂を目指します。沢から離れた参道は、昼なお暗く、ですが木漏れ日も、これまた良しかな。宝篋山の東側のもう一つのいただき、尖浅間山頂に到着、ここまで、ゆっくり90分です。でも、まだ315M・・・。尖浅間(とがりせんげん)山頂からはいったん下るのですが、途中、山桜とコナラの木が合体して、縁結びのようなスポットにも出会います。宝篋山頂に近づくと、以前は気づかなった(案内もなかった)宝篋城跡に足を伸ばせます。何も残ってはいませんが南北朝からの歴史を少ーしだけ感じます。お城の周りにある 空堀跡 なんか、イメージが膨らみます。宝篋城跡を過ぎれば、もう山頂です。ここまで、ちんたら2時間30分。山岳維持に少しだけ寄進して、手作りのお弁当を遣って(この表現、好きです)、ちょっと昼寝して、筑波山を遠く?眺めたり、これや、これらの危なっかしいキノコを拝察して、下山の途につきます。ゆるやかな 小田城コースを選んで下山します。昨日までの雨で、安全さを優先しました。下浅間神社でお参りして、(お賽銭50円奮発)低空ながら中々の眺望に浸りながら、結構整備された林道を抜けて、杉の木の根っ子の上を歩き、もう山麓に近い 富岡山頂 を踏んで、下山です。スマホの歩数カウンターでは15,000歩。駐車場に戻る際、はす向かいに旧家の カフェ を発見。渋そうなので入ってみました。カフェーふくろう。旧家の道路側の蔵を改装したカフェです。東日本大震災で蒙った被害を逆手に、中を整理してカフェに改装。これは2階。こちらは1階。調度品がすべて個性的。700円のチーズケーキセット。味はともかく、蔵の内外装とともに調度品は超一流。採算度外視のママ(この旧家の数代目の奥様)が機嫌よく相手してくださいました。行きやすく、また整備された宝篋山 、いいです。