都心から二時間足らずの景勝地 長瀞。ブラタモリでも紹介されたのを機に何度目かの訪問。タモリ、長瀞を歩く。の秩父鉄道「長瀞」駅前の看板からスタート。
レトロな長瀞駅舎。”きっぷうりば”も懐かしい風情。ブラタモリの紹介もあってか、駅前の駐車場は朝からすでに満車。駅横の線路を渡ってすぐ右折したところにだだ広い駐車場を見つけました。「岩だたみに一番近い」にも魅かれて簡単に駐車。@500円。穴場の駐車場、かと。ライン下りの駐車場を探して右往左往する車の列を横目に優越感に浸っていましたが、長瀞名物ライン下りの受付に行って、ちょっとがっかり。乗船者には無料駐車場が用意されていました。気を取り直してチケットを買って、乗船地点まで運んでくれるバスに乗り込みます。何時何分とかの船を予約するのかと思ってましたが、受け付け順にピストン輸送状態で、上流の乗船地点までみんなで行きます。乗船地点でこんな風に並んで船の順番を待ちます。ライン下りにはいくつかルートがありますが、この日は最長行程の約半分、ここから岩だたみまでのコースを選びました。@1,600円出発までのわずかな時間でしたが、タモリも撮影スケジュールを無視して見に行った紅簾石片岩を確認。天然記念物です。下方部分にそのピンク色の層がうっすら見えます。ライフジャケットを着て、船頭さんの指示と説明を聞きながら出発です。有名な鉄橋の下をくぐります。しぶき除けのビニールかけろ、の指示も飛んでます。間近に地層を見ながら下ります。急流ポイント。船頭さんのトークも味があって楽しいです。このライン下り、秩父鉄道が自社の鉄道利用客増大のために、直接運営しているそうです。川は公のものなので、ブームに乗って何社かが入りこんでも来ているようですが。赤壁と呼ばれるところ。あの三国志の赤壁(の戦い)から来ているそうです。途中、カヌーで遊ぶ?若者たちにも行きかいながら、20分ほどの川下りを楽しんで、名勝長瀞岩だたみに上陸します。
岩だたみ岩だたみのあちこちにポットホールと呼ばれる急流で小石が開けた丸い穴が。左のスマホと比べると大きさが分かりますが、ここには直径1.8Mもある日本一のものもあるんです。四阿(あずまや)で家から持ってきたお弁当を遣って、川面に憩います。岩だたみから乗ってきたライン下りをみるとこんな感じです。駅の方に戻るとSLの運行に出会いました。秩父鉄道「熊谷」駅から「秩父」駅の間を一日一便だけ走っているようです。ラッキー。観光列車は地元を盛り上げますが、沿線住民はちょっと我慢かな。
宝登山神社
岩だたみを後にして、駅の反対側、秩父三社のひとつ宝登山神社へお参りです。駅から坂道を20分程上って、宝登山山麓の神社に到着です。鳥居をくぐってさらに階段を上がると本殿です。火災除けのほか、宝の山に登る ということから金運にもご利益がある神社です。年間100万人の参拝がある人気の神社です。
阿左美冷蔵のかき氷
長瀞でとみに有名なふわふわのかき氷、阿左美冷蔵という氷屋さんが冬場に地元の池で凍らせた氷を卸して、各店でかき氷として長瀞名物になっています。この幟を立てているお店を目指します。マンゴかき氷。@800円古民家風のカフェでいただきました。ふわふわです。長蛇の列ができる人気店もあるようですが、氷の卸元は一緒なので、ここで大満足です。
自然の博物館
ここもまた、ぶらタモリに触発されて足を伸ばしてみました。埼玉県立自然の博物館。長瀞駅から歩いて20分程の林の中にあります。前庭にタモリも興味をしめしたいろいろな岩が陳列しているゾーンがあります。上がタモリも気にした鳩糞石(きゅうふんせき)。はとの糞のような模様が特徴の秩父原産の石。日本地質学発祥の地という石碑があります。歩き回って疲れた体で館内展示を拝見して、イノシシのお母さんとウリンボに挨拶をして、名勝長瀞を後にします。