渡良瀬遊水地
ラムサール条約にも登録されている、日本最大の遊水地渡良瀬遊水地を眺めに行きました。JR「古賀」駅から車で20分ほどですが、土手の向こうに広大な遊水地が広がっています。
遠く日光の男体山も望めます。
土手の手前の側道から、中央エントランスというところを抜けて、駐車場に入ります。
ハート形の遊水地とその奥の湿地帯の案内板です。
16:30には閉鎖されるゲートからゾーンに入ります。
遊水地を横断(縦断?)する歩道をひたすら歩くと、10分ほどで中の島のようなところに上陸します。
バードウォッチングの大きな施設ですが、人影はまばらでした。
遊水地の脇の側道沿いに、道の駅「かぞわたらせ」があります。
ここは、群馬、埼玉、栃木の三県の県境に位置していることで有名です。
サイクリストや子供連れのハイカーも多く華やいでいますが、トイレはちょっと・・・かな、です。
それでも屋上まではエレベーターも設置され、お年寄りでも渡良瀬遊水地の眺望が楽しめます。
古河の街並み
渡良瀬遊水地を後にして、「古河」駅に戻り、街並みの散策です。
西口ロータリーは、のんびりしていました。
駐車場
周辺にコインパーキングはたくさんありますが、駅前のコモディイイダというスーパーマーケットの駐車場は、無料ではないものの、買上げ金額にかかわらず2時間無料、という良心的な扱い。200円程の買い物で無料になりました。
街並み
駅から古い町並みに向かって歩くと、いたるところに神社仏閣があり、街並み入り口の八幡宮にまずはお参りです。
篆刻美術館、コロナでクローズでした。
街角美術館、ここもクローズ、ですが建物の風合いは素敵です。
現役の履物やさんです。
油店とありました。
古河市出身の作家 永井路子 の生家です。コロナ対策でクローズです。
裏へ廻って、立派なお庭は拝見できました。
永井路子邸の裏から、路地を辿って妙光寺という立派なお寺にお邪魔して、お参りです。
境内の巨大な沈丁花の木。剪定も大変でしょうが、秋にはどのくらい香るのでしょう。
古河文学館、ここもクローズでしたが、道路で水撒きをしていた職員の方にいろいろお話をうかがえました。親切な方で、仕事の手を止めて地域の歴史や成り立ちを懇切丁寧に教えてくださり、詳しい地図までいただきました。
文学館から歴史博物館に至る道は、かつて古河の城内でもあり、見事に美しく整備されていました。
塵取りと竹ぼうきの右側に、清掃のおばちゃん二人が休憩しておしゃべりしているのも一興です。
正面は鷹見泉石記念館、これを左に見て歴史博物館があります。
ここもクローズですが、一帯が素晴らしい景観です。
京都や奈良と言っても全く違和感のない町並みです。
武家屋敷
先ほどの文学館の職員さんに、この辺りは元の城内で、少し離れたところに武家屋敷がありその名残が残っていると聞き、足を延ばしました。(と言っても1kmたらず)
旧武家屋敷も、相続や何かの事情があったのでしょう、随分と細分化されてしまっていましたが、とんでもない邸宅も現存でした。
まるで時代劇に出てきそうな長い塀、手前の(何というか)斜めの策はすべて木製で、これまた魅力的です。
地味な街「古河」ですが、見どころはいっぱいです。(コロナが収束したらまた来たい街です)