東京から至近の名勝地、渓谷美で有名な養老渓谷に、とんでもない名所が誕生します。
「高滝」。通称は地名から「粟又の滝」。本家 岐阜の養老の滝と並び愛される、これが千葉の養老の滝。(時期的にちょっと水量は少ないですが)
この養老渓谷に世界で三か所しかない、地球磁場逆転地層が存在するのです。
地球磁場逆転地層とは、難しい名前の通り難しいのですが、なんでも地球はその46億年の歴史の中で、磁場のS極とN極を何度も逆転させてきており、この養老渓谷の地層は77万年前のもので、逆転時期の地層が連続して見られる極めて、極めて貴重なものらしいです。
こういった地層が随所に見られますが、これはそのものではありません。そのものの写真は撮ってありません。
引用させてもらいます。
実はこのGWの好日、そんなことは知らずにお気に入りの養老渓谷へ行って、風景を愛で露出した地層に感心して帰ってきたところ、地球磁場逆転地層の存在を知り、何と今月この地層(千葉セクション)を「国際標準模式地」として国際学会に申請することになったのです。(5/6の発表です)
イタリアにある二か所も候補地となりますが、審査の結果、養老渓谷が「国際標準模式地」に認定されれば、77万年前~12万6000年前までの時代が、何と「千葉時代」を意味する「チバニアン」と呼ばれるということです。「カンブリア時代」とかと並ぶ名称を、千葉が獲得するのです。
「国際標準模式地」にはその証として、ゴールデンスパイクという金の鋲が打ち込まれるのですが、「国際標準模式地」は世界でたった65か所しか認定されておらず、貴重さにおいて1000か所を超える世界遺産の比ではありません。もちろんディズニーランドなど比べるのも失礼なくらいです。
ゴールデンスパイク。
審査の結果がいつ出るのかは定かではありませんが、たとえ認定をイタリアに譲っても世界三か所の事実はそのまま知れ渡り、国内外から観光客が押し寄せることは確実でしょう。
お行儀のよろしくない〇国人や、今日 あらたな大統領が決まった幼稚な国の人々が押し寄せてくる前に、渓谷美と貴重なスポットを拝見しておきたいと思います。
アクセスはココ。
この日は何も知らずに、養老渓谷を楽しみました。
小湊鉄道「養老渓谷」駅です。
鉄道利用者は、無料で足湯(養老温泉の黒いお湯)も楽しめます。(切符を買わないでも入れちゃいます)
そういえば、国立環境研究所に勤める知人が、昨今、(養老渓谷のある)市原市に、すげぇ地層があって研究者が足しげく通っているとか言ってたのは、これだったのかも知れない。