西城秀樹 リハビリ中のステージに激烈 感動”同窓会コンサート”

 

往年の懐メロ 1960年~70年代のヒットパレードの歌手たちを一堂に会する『同窓会コンサート』が近郊の牛久市民ホールに巡ってきたので、面白半分に行ってきました。

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これはずっと前のパンフレット。既に公演100回超。

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ステージのイメージを引用させてもらいました。

当然、コンサートは撮影不可なので、現場写真はありませんが、期待以上の楽しさ、感動でした。

全盛時の声量や華やかさは和らいだ60歳絡まりの元スター達ゆえ、野暮な批評をするつもりもありませんが、この日の出場者への感想は以下の通り。(写真は当日の姿ではありません)

〇西城秀樹 脳梗塞の影響でしょう、立ってるだけで精一杯。口パクでの「ブーメラン」も痛々しく、でもメインとしてスタート。
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〇小川知子 67歳ですが、相変わらずのゆで卵的”美貌”は健在で、「ゆうべの秘密」を。そこそこに声が出ています。
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〇今陽子 締まったスタイルで踊りながらの「恋の季節」は、声も動きも年を感じさせません。
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〇西口久美子 ”青い三角定規”時代の「太陽がくれた季節」。歌は会場の大歓声ですが、病的に細い。
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〇伊藤咲子 59歳と言っていましたが、華やかな衣装で、変わらぬ歌声で「ひまわり娘」は圧巻。
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〇晃 フィンガーファイブのボクちゃんも、55歳。周りの先輩たちに気を使う若手としてよくやっていました。「学園天国」。
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〇リリーズ 体型も若く、まだまだ可愛い姿でした。何と56歳、ふたりとも。(当たり前)
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〇辺見マリ 出演者の 中ではずば抜けた現役オーラで「経験」を。キャバレーでもどこでもお金の取れるステージです。
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〇植田芳暁 ワイルドワンズ時代を彷彿とさせるドラムとトークで「想い出の渚」。歌は大したことはなかったですが、盛り上げました。
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〇尾藤イサオ メンバーのボス的存在として登場し、エンターテナーとして笑わせ、沸かせ、「あしたのジョー」は泣かせます。
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〇あべ静江 この人にびっくり。単なる美人歌手かと思っていましたが、しゃべれ、仕切れる、立派なMCとして、ステージを作っていました。歌は「コーヒーショップで」。少しだけ凄く、お太りになられていましたが。
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なかなかの演出と、懐かしさでホロホロしていた後、立っているだけでも心配、移動はスタッフに支えられながらの西城秀樹がトリに登場して、あの「ヤングマン」を演ずるには驚きました。

そりゃ、歌は口パクですが、不安定ながら一人で立ってマイクに向かい、しっかりした肉声で、”ヤングマンー”と叫んで、歌の中ではあの Y・M・C・A のポーズを何度も何度も。総立ちの観客とともに大盛り上がり、涙のエンディングでした。

初めは、痛々しい西城秀樹と、イタイあべ静江、などと不謹慎に観ていましたが、不慮の病魔と闘い続ける西条秀樹と、それを支える仲間たちの勇気ある公演、に気づき、自省しながらひたすら応援したくなりました。

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2003年 韓国で脳梗塞 発症。2011年再発。でも、家族の支援のもとリハビリに励み、今も励みつつ。

西城秀樹が1回目の脳梗塞を発症したのちに、「蜃気楼」という自身の歌の中のフレーズ「もう一度だけなら立てる気がした 焦げ付きそうなこの体」から立ち上がったとか。ファンではありませんでしたが、あらためて敬服です。

写真撮影は会場内では禁止を守り、いい子にしていました。

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当日のあり得ない満車の駐車場。

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出演者の車を盗撮。東京からそれぞれマイカーで来たようです。(ギャラは少ないでしょうに)ナンバーが写らないように撮りましたが、さすがに(品川ナンバーの)ベンツが多かったです。左の車は、ベントレーのようでした。(誰の?)

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1枚だけ、CD販売の時に違法盗撮。
あべ静江さんです。太っているというか、だるまに足がついているというか(失礼)、トーク、進行は抜群でした。かつての大人しいだけの美人歌手ではないのです。

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開演前に蛍光スティックを500円で買いました。ステージ真ん前のコアなファン以外は1%も持っていないようでしたが、連れはこれを2時間振り回していました。

同窓会コンサート、全国ツアー中です。