山本五十六の別荘と石坂ロマンウォーク

軍神 山本五十六の別荘が熱海に残っているというので、拝みに行った。熱海の別荘地はJR「熱海」駅の上側(山側)が有名で、西山とか桃山とか梅園とかの町名に著名人が構えているが、本当の高級別荘地は、海側のわずかに緑を残す海光町というところだと知った。001
これは駅から海光町にいたる道筋にある”東山洞”という不思議なトンネル。保険組合の所有なので中に入れなかったが、この奥には吉田五十八設計による“杵屋六左衛門別邸というのがあるらしい。
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既述の山側にもそれはそれは大物の別荘もあり、今はニトリの手に渡った旧 岸首相の別荘や、ソフトバンクの孫さんも大きなエリアをお持ちらしい。(因みに孫さんがこちらに来て一気にソフトバンクの通信が整ったとのこと)それはさておき、石坂ロマンウォークと言われる一帯に潜入。

「熱海」駅から5分ほど道を下ると、伊豆半島の主要道路 国道135号線に出る。
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足川という交差点の左側がそのエリア。右側に下っていくとお宮の松と俗にまみれたホテル、旅館街と熱海サンビーチ。

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こんな階段を下りていくと

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素敵な石畳の道が続く。

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中には朽ちたままの別荘も。

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そして聳える山本五十六の別荘。

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現在は「水光荘」というアパートになっているらしいが、すでに人影もない。

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当時、山本五十六は海軍の部下を集めて英気を養わせていたよう。

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更に道を進むと、純日本風の御屋敷。

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よく見ると、佐野厄よけ大師様。

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まだまだ続くお屋敷。

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野村証券の創始者の別荘。

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今は野村グループの迎賓館かな。

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こんなモダンな別荘も。

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海と松に囲まれたお庭。誰のだろう。

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坂の途中で発見した石垣を取り込む強靭な樹木。カンボジアのタ・プロームみたい。

タ・プローム
これは本物のタ・プローム遺跡。石畳を後にして再び国道135号線に出ると、源の頼朝を待ったという政子の碑。
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ということ。

あのローマ風呂の「大野屋」が1泊2食9,800円と、世俗にまみれてもやはり腐っても熱海を感じるエリアでした。因みにこのエリアは知る人ぞ知る名所でもあって、ウォーキングツアーまで組まれているので、熱海市の観光協会にマップを求めたところ、私人の住宅地ゆえ市としても”観光地”として紹介するわけにはいかず、公式資料はないとのこと。