関東平野の北の端に聳え立つ霊峰つくば。東京方面から見ると富士山のように単独で山を形作っているように見えますが、実際は北へ山並みが連なっています。
その中のひとつの頂、きのこ山登山に挑戦してみました。
標高528mのきのこ山に登るには、関東の清水寺と称される名刹西光院側から県道7号線を辿っていけば、車で頂上まで行けちゃいますが、今回は敢えて西側からの登山ルートを選んでみました。
無料駐車場
まずは県道41号線で真壁市に入り、真壁消防署前の信号から二つ目の信号を右折します。すぐ右手に真壁城址があります。グーグルなどの地図だとここを真壁城址公園として駐車場などあるかのように記していますが、これは間違いで、ここを通り過ぎ、県営のライフル射撃場の方向に左折します。
ここからちょっと分かりにくくてライフル射撃場に向けて右折しちゃうと行き止まりです。
ライフル射撃場。平成29年の茨城国体会場として建て替えられたようです。
で、ここは行き止まりなので、もどって先ほどの道を更に先に進みます。途中狭くなるので不安になりますが、3分ほどで開けます。
Y字路にでます。
左がきのこ山への登山道(しばらく舗装道路ですが車両通行禁止です)、右が駐車場のあるレストハウスみかげ。とりあえず車を止めに右に行きます。
ここは正式にはみかげスポーツ公園と言って、レストハウスは閉鎖していますが、テニスコートと無料駐車場は健在です。20台くらい止められそうです。
閉鎖されたレストハウスは寂しげです。
簡易ですが男女別のトイレも完備です。ここから山頂までトイレはありません。
登山開始
先ほどのY字路まで三分ほど坂を下り戻ってきのこ山登山開始です。
しばらくアスファルト舗装道路をだらだら登ります。
木陰のゆるい登りは登山と言うより山歩き。
途中にもう一つ、何故か駐車場がありました。ここまでは無理すれば車も入れるようです。
だんだん山の雰囲気が出てきます。
砂岩を切り開いたような山道です。
棒で突つけばもろく崩れます。
アジサイのような花がたくさん咲いていました。
湧き水もところどころに。
頂上近くになり、再び舗装道路になってきます。この上にパラグライダーの離陸場があるのでそのための整備でしょうか。
登り始めてから約2時間で、頂上近くのパラグライダーの離陸場に到着です。空には何機か飛んでいましたが、風向きの関係か無人でした。
離陸場を上から。
横から。かなり急です。
真壁の市街地を見下ろします。528mとはいえ中々の眺望です。
向こうにつくば山を仰ぎます。左が女体山、右が男体山。
頂上へ
パラグライダー離陸場から細い山道を50mほど登って頂上にたどり着きます。
が、頂上は四阿がぽつねんとあるだけで、売店はもちろん、自販機も、そして眺望もありません。
しかたなくパラグライダー離陸場に戻って、お弁当を遣いました。
下山
お弁当のあとはすることもないので、来た道を引返します。
植林された杉林。
下りは景色を楽しみながらですが、雨が降ると柔らかい道を水が削っていくようです。こんなみず道が随所にありました。
かわいいヘビ君にも会えました。無毒のジムグリというやつです。
帰り道は行きと違うルートでレストハウスの裏に抜ける道を選んでみました。
長ーい階段があったり、
景色のいい休憩所があったり、
木の橋や、
雰囲気ある山道でした。下りの所要時間は1時間半ほど。軽ーい山歩きできのこ山制覇です。