茨城県神社・仏閣ランキングで、何故か上位にあげられる古刹「楯縫神社」にお参り。
ネット上の評価は、その厳粛な佇まいとともに、アクセスの分かりにくさがやたら目についたが、ナビを頼りに行ってみたらまさにその通り。
国道125号を土浦方面から霞ヶ浦に向かって左側に位置するのだが、ナビは大きく迂回して狭路を指示し、社殿奥の裏手に案内。人様のブログを思い出して、国道に一旦戻ると、最短の導入路(参道)を発見。
先が霞ヶ浦。この看板を左に入る。
国道からわずか50Mに一の鳥居が迎えてくれる。鳥居の向こうは厳かな神の森。左手の空き地に車を停めて、いざ参拝。
車を停めた空き地の横には、たくさんのタケノコ。採り放題状態。タケノコに未練を残して、一の鳥居へ。
推古天皇が創建608年だから、1400年前からここに鎮座。鳥居の向こうには社殿のほかは参道と、それを取り囲む高木と下草のみ。
二の鳥居。ピーンと張りつめたような空気の中、参道を黙して歩く。
浦島草(ウラシマソウ)、湿地に生えるサトイモ科の珍しい花も。
昨日の雨で少しぬかるんでいる参道だったが、苔のようなカーペット敷き。
社殿 横のご神木。二股に分かれて伸びた杉の大木だったようだけど、一本は根元から切り倒されていた。
近くの阿見神社を二之宮にするとか、だけど素朴でいて心落ち着く、そして妙に懐かしい 古刹。歴史こそあれ立地、構え、からは特筆されないはずが、人気ランキング上位にくるのもうなずける。
せっかく美浦村まで来たので、ここから10Kmほど南にある阿見総合運動公園併設の 水生植物園にも立ち寄る。
市道を挟んで両側に陸上競技場、野球場、テニスコートなどなどまぁ立派な運動公園。
感心したのは池も木道も小川もどこも自由に遊べ、釣りも何もOKで、「危険、入るな」的な無粋な看板が一つもなかったこと。設置者の保身より、自己責任で楽しんでもらおうとするその心意気や よし!
近づくと、向こうから”コンニチハ”と挨拶してくれるのは、嬉しい。阿見小学校の生徒さんたち。ブラックバスを狙ってルアーフィッシング、たまーに釣れる?らしい。
一番奥の子のお父さんが、バスキチらしく、仲間に教えながら仲良く遊んでいる。(でも、釣れそうな気配はない)手前の男の子は、ずーっと話を続けてくれていた。純な少年はイイ。
こちらでは、若いお父さんが娘を連れて太公望。早く一緒にやりたいんだろうな。でもこれは趣味の強要?刷り込み?はたまた英才教育か? 水辺を離れ園内を散策していると、ちょっとしたハプニング。
向こうの植え込みから三毛猫がやおら近づいてきた。
子を孕んでいるようで、大きなお腹を揺らしながら、スリスリ、スリスリ、
お腹まで見せて、気を引くのは何故かわからないまま、立ち去ろうとすると、
まだ来る。途中、若者たちに飼い猫の散歩と間違われ「よくなついていますね」と声をかけられ、「そこからついてきたネコ」と答えると、唖然としていた。(そう思う)
今度は先導。このままでは車までついてきそうだったので、先ほどの水辺の子供たちのところへ行って「このネコ知ってる?」と問うと「うん」との言葉に甘え、「じゃあ、ブルーギルでも釣って、食わしてあげて」と無責任な言葉を残して退散した。
子供たち、ありがとう。三毛猫お母さんも、お元気で!