最近では、「ツインリンク茂木」で人を呼ぶ茂木町は、中々の観光地でもある。
真岡鐡道のSL走行を見がてら、まずは「道の駅 もてぎ」へ。
昨今の道の駅ブームよりずっと早い20年も前にオープン。今では、全国に6つしかない全国モデル「道の駅」に認定されている。
そして、今年は全国道の駅グルメの初代グランプリに、名産「ゆず塩ラーメン」が選ばれ、休日とはいえ異常な人で賑わっている。
常設のラーメン店舗は朝から長蛇の列。
皆さん、お目当てのゆず塩ラーメン640円。
余りの混雑ぶりにテント造りの特設店舗も、11時開店を待つ列が10:30からこの様。
おばQのような、ピーナッツのような、ゆずも。
地元の新聞ではデカデカと紹介。
SLが見られる広場や水車小屋だってある。
道の駅もてぎに車を置いて、逆川(さかがわ)沿いに、真岡鐡道の終点「茂木」駅まで町内散策。
昭和61年に逆川が氾濫し、大被害を蒙ったらしい。
川沿いの道に可憐な姿を魅せるムラサキシキブ。
本陣橋。
旧市街地の料亭叶屋さん。シブイ。
街の中心部に由緒ある八雲神社。
スサノオノミコトを祀る。
昭和レトロを感じさせる町並みを抜けて、いよいよ「茂木」駅へ。
予想と違って瀟洒なたたずまいの駅舎、SLを走らせる企画からかな。二階はSLが眺められる展望台に設えてある。右側下方のベンチ前で、何やら張り紙を読む観光客。
住むならもてぎのPR。町からのサービス。
1. 家賃補助が、単身世帯に7,000円、家族世帯に15,000円。
2. 家を建てると3年間、固定資産税免除。
ほか、いろいろと・・・苦心、いや工夫してるな。
そうこうしている内にSLがやってきた。
休日の一往復をSLが復活。
C12 66。割と小さめな蒸気機関車が健気に客車を引っ張る。
終着駅の「茂木」でしばし停車。写真撮影の時間。
「下館」←→「茂木」間、運賃とは別に500円で乗れる。鉄ッちゃんには堪らないのだろう。
駅前での機関車の方向転換にカメラをむける皆さん。
駅舎二階の展望デッキに戻って、方向転換を見物。
入ってきて、
所定の場所に停車して、
右回りに回転開始、
ゆっくり回り、
白煙を吐き出しながら(これはたぶんサービス)
運転士さんの嬉しそうな顔が覗き、
もうちょい、
方向転換 完了。
そして、受水槽から給水して次の運行への準備完了。
通常のディーゼル車もなかなか楽しい車体。
SLの雄姿を堪能して、道の駅もてぎに戻ってはみたものの、更に人で溢れ食事も出来そうもないので、ちょいと足をのばして大瀬観光ヤナへ。10Kmほど。
那珂川の中流に、山に囲まれながら川を抱いて関東最大級のヤナがある。
ブルーの橋と、渓流のコントラストにほっとする。
桟橋を渡ってヤナへ。
この不思議な漁の形には昔から興味があって、
誰がどういう権利で、どうやってやっているのか不思議でならないままだけど、ひたすら水辺の景色、雰囲気に感動。
ただ、ここでもまともな食事にありつけず(ヤナは好きだけど、アユばかりのご飯はちょっと、と)空腹のまま帰路につくこととなり、常磐自動車道那珂ICを目指す。
田舎道を約1時間走るも、それらしき飯屋もないままがっかりしていると、ツレが七つ洞公園なるものが道沿いにあることを発見。映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地に使われたという英国式の公園。
こんなのや、
こんなのや、
こんなのがあったけど、映画を見ていない私には、何とも・・・。
内部の調整池(ここではダムと呼ばれていたけど)で、バス釣りをしていた若者とさわやかな会話ができたのは収穫だったけど。
そんなこんなでついでの立ち寄りも良かったけど、里山、SL、レトロの茂木町、お奨めです。