日本の三大温泉や三大名湯というと由来や決め方でも異なるが、別府、草津、有馬、下呂あたりがあげられるが、三大古泉というと有馬、道後と並びこの”走り湯”が称されるらしい。日本でも珍しい横穴式源泉である。
熱海駅から国道135号線を湯河原方面に戻り、車で5分ほど歩いても20分ほどの看板を海側に降りていく。
途中水量豊かな流れが、伊豆山から滝となる。
海に向かってさらに降りて
ちょっと変わったデコレーションのお家を過ぎると、漁港にでる。海に向かって左折して少しだけ登ると”走り湯”がある。
跡とあるのは走り湯の源泉そのものは現在では枯渇し、引湯にての供給だが、それでも相当な湯量を楽しませてくれる。往時は毎分900リットルという膨大な湯量で、それこそ海に向かって温泉が走るかの如くだったらしい。
入口。源泉からの湯気でかぼけてしまった。中は白熱灯のみで薄暗く、湯気とボコボコという音に包まれている。
構内はサウナ状態で数秒でびっしょり。スマホも心配。
一人で見ていると怖いくらい。
すぐ横の伊豆山港。港内の水は驚くほど透明。
湯河原方面を望む。秋の伊豆山古泉めぐり。