奥久慈 探訪 藤田観光りんご園 と 月待の瀧

久しぶりに袋田の滝を眺めに奥久慈へのドライブを企てていたところ、緊急事態宣言のあおりを食って、施設の使用中止とのこと。この袋田の滝は観瀑台に上がらねば眺められません。が、他にもいいとこあるさ、と常磐自動車道 那珂ICを降りて一路国道118号線を北上。

道の駅 常陸大宮 <かわプラザ>

国道118号線で常陸大宮の市街地を抜けると、いつ頃できたのか、国道沿いに洒落た建物が見えてきます。かわプラザの別名をもつ道の駅 常陸大宮です。

産直の野菜やお土産でごった返し、レジも長蛇の列。

地元の工芸品も並んでいます。

アユの特別なコーナーもあり、百本はあるかという塩焼きが並んでいます。

バーベキューは中止のようでしたが、運動広場も充実しており、

かわプラザの名前の通り、久慈川の河川敷にもつながっています。

藤田観光りんご園

さらに国道118号を北上し、休止中の袋田の滝を右手にやり過ごし、大子町のはずれから左手の山に入っていくと、お目当ての藤田観光りんご園です。

小川に架かる橋を越えて、

ゆるやかな山道を上がっていきます。

リンゴ狩りには少し早かったようですが、お目当てのアップルパイだけでもいただこうと母屋に直談判してみました。アップルパイはネットで買っては、食したり贈答品にと、とても気に入っています。

築100年とかの母屋です。

何という立派な梁でしょう。少しだけ顔が映っているのが、藤田さん奥様です。とても気さくな方で、予約なしの我々を快く迎え入れてくれて、アップルパイ(ハーフ1350円)も売っていただき、とれたてのりんごと久慈茶までごちそうになりました。

りんご、アップルパイ、久慈茶。

リンゴ狩りも、建築中の喫茶店も10月から本格稼働のようです。でも、りんごもすでに色づいていました。

もみじ苑

藤田観光りんご園の奥様に、おいしいお蕎麦屋さんを尋ねたところ、ここ、もみじ苑が即答で返ってきました。

道路沿いの駐車場から、渋い門をくぐって崖下の方へ降りていきます。

こんな階段を降りて、細い道を3分ほど歩くと、

ログハウスが並ぶちょっと変わったお蕎麦屋さん、もみじ苑に行きつきます。階段を降りたあたりから、水のせせらぎの音がどんどん聞こえてきます。

店内の様子です。二階やデッキもあり50人くらいは入れそうです。

表示通り、40分待ってざるそばが出てきました。900円。蕎麦湯もあわせとても美味です。水が特に自慢のお蕎麦屋さんで、相当なこだわりがさりげなくあります。

月待の瀧

もみじ苑に来てみて初めて分かったのが、この滝はもみじ苑の私有地にあり、お店の利用客以外でも鑑賞できるものの、お店が開発した鑑賞地でした。

月待の瀧。三筋とも言われていますが、この日は水量が多く見事な二筋の流れ、圧巻です。

数日前の台風の影響か、水量が多く、想像をはるかに超えるものでした。

瀧の裏側にも降りられます。

瀧の裏側からの写真ですが、水量が多すぎて向こう側がよく見えません。

でもダイナミックな、それでいて風情ある見事な瀧です。袋田の滝ともひけをとりません。もみじ苑はその名の通り、敷地内はもみじが繁茂し、紅葉の季節はさぞかし、と思われる絶景の茶屋です。

帰りに少し足を延ばして、車で山頂まで行ける八溝山山頂まで行ってみました。残念ながら360度のパノラマが見える展望台は、これまたコロナで休止でしたが、とりあえず茨城県最高峰にご挨拶して、帰路につきました。