ぎおん福住 に泊まって京都散策

仕事を終えて帰京せず、翌日の京都探訪を楽しみに和風旅館 ぎおん福住 にチェックイン。祇園のはずれ八坂神社にほど近いこぶりな旅館です。

朝食付きの一人一泊なのに、ご丁寧に名前まで。

しずかなロビー(帳場?)です。

片隅に七福神の屏風など。

エレベーターの中には、マナー、ルールの漫画解説。外人客も多いのでしょう。

一人用の六畳の和室。十分です。部屋を案内してくれたのも、若い着物のお嬢さん。いい感じです。

大浴場があるのでアウトバスの部屋ですが、ビジネスホテル並みの設備、アメニティは揃っています。大浴場は1階と最上階の6階にあり、朝晩で男女を交互に分けています。6階大浴場には小ぶりながら露天風呂もあり、平安神宮の大鳥居も見渡せました。

夕食は祇園で一人飲みできるお店を探して、常連客風もいたけど勇気を出して入店。来春というお店です。

関西弁のおばちゃんとアルバイトのお姉ちゃんで回している小ぎれいなお店。カウンター5席、奥に四人掛けテーブルが二つ。開店二周年のお花が飾ってありました。

ビールと熱燗(一合*2)、牛筋煮込み、お造り、そして手前がお通し。どれも祇園を感じさせてくれる美味なものです。

知恩院

ぎおん福住は、八坂神社にも近いですが、知恩院は目の前。

早起きして(目が覚めてしまい夜明けを待って)朝の散歩に繰り出します。

誰もいない参道、山門。

外国人どころか、日本人もいない厳粛なお寺の朝。

早起きの猫は朝から警戒にあたっています。

知恩院の壮大な山門。

本堂へ続く男坂。

帰りに使った 女坂。

国宝 本堂です。ここもだーれもいない。

丸山公園へ続く道のたもとで警戒にあたる猫。

丸山公園

朝の六時を回ったころ、ようやく地元のお散歩、体操の人たちがチラホラ。

でも朝の丸山公園を独り占めです。

アオサギでしょうか。餌付けされているようで近づいても泰然としています。

八坂神社

がらがらの八坂神社の拝殿、末社にお参りして、町へ戻ります。

花見小路も朝はこんなにさわやか。

七時くらいになると、南座あたりもすこし賑やかに。

祇園を流れる 白川 も観光客の嬌声もなく、静かに流れ、心洗われる気持ちで宿に戻ります。

朝食は、部屋だしではないものの、落ち着いた座敷で和服のお姉さんが給仕してくれます。

これにお味噌汁。この朝食付き1泊、15,000円は京都祇園での納得の宿、お薦めです。

南禅寺

バスと電車を乗り継いで、何度目かの南禅寺へ。今回こそ山門に登ろうと思ったところへ、朝から仕事の電話で30分。ぶち壊された気分を立て直して本堂へ向かいます。

水路閣があるから、いつ来てもひんやりするのでしょうか。快適です。

石にも、この門を入れば 涼しいよ みたいに書いてあります。

上賀茂神社

念願の上賀茂神社へ初お参り。

素晴らしい神社ですが、朝の静けさが頭に残っているので、ちょっと興ざめの感も。

しかし境内を流れる小川は生で見ると何とも言えない風情。

拝殿、摂社、末社も素敵ですが、この景観に触れたくてやってきました。ここらは人も少なくていいのです。

梶田神社。特に知っているわけでもない無いですが、シモの悩みの神様とかで、一応お参りを。

神社を出て、鳥居の前にある喫茶店(あふひのテラス)に、珍しく入店。さすがにビールはなかったので、りんごジュースで一息つきながら、窓越しに上賀茂神社を眺めます。

社家の風景。上賀茂神社の境内を流れる ならの小川 が各家まで引きこまれています。お庭はさぞ風流でしょう。

下賀茂神社

今回の目的地ではなかったのですが、上賀茂へ行ったので、やはり下賀茂も、と。

下賀茂神社は、前回行ったとき広い参道ばかりと感じていましたが、こんなせぜらぎにも会えて、また来たかいがありました。

出町商店街

出町柳から少し歩いて出町橋を渡ると、昭和チックな出町商店街があります。

こんな素敵なお店を見て(さすがに申し出はしません)、京都の一日を25,000歩を使って、満足して帰路につきました。