大粒政治家たちのエピソード

アベノミクス解散とかで国民の信を問う、衆議院選挙に向けて師走の巷は騒がしい。

政治家が小粒となったと言われて久しいが、最近とみにそんな政界に慣れてきてしまっている国民もまた、小粒なのだろう。何も知らずに親の地盤を引き継ぎ大臣までなって、わけも分からず辞任しちゃう女性議員や、SMクラブに行ったとか行かないとかの弁明、自己保身に奔走する先生やら。国民の本音としては、身ぎれいとかにはどうせ期待しないから、国のためになることをやってくれる政治家の出現を待っているはず。
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カネと女がキーワードとなるが、かつては豪快な先生が、私生活はともかくも日本を強く、賢く、切り盛りしていた。

三木武吉
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戦後の吉田内閣で活躍し、「やじ将軍」とも異名をとる政治家の有名なエピソード。
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『立ち合い演説会において、他党の候補がその演説の中で、「ある実力派候補には、妾が四人いる」と三木を誹謗中傷した。そのあとに立った三木は「先の非力候補は、三木に四人妾がいると申したが、数字的に間違いがあるので訂正をしておきたい。実は五人いる。しかし今日、いずれも老来廃馬、これらを今にいたって捨てる如きは、三木武吉にはできませぬ」これには、会場から大拍手が巻き起こった』

大隈重信
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ご存じ明治維新の功労者、大物政治家にして早稲田大学の創立者。ふんだんにカネを使って、右から左に動かしてことを為した。カネとの関係だって、巨大医療法人から(たった)5千万円借りたとか返したとかで、やめちまった都知事や、古くはリクルートコスモスの上場直前の株を譲ってもらって、大事件に巻き込まれた小物政治家(大物の〇曽根までは追及されずに)とは次元が違う。
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お金が必要になると何と大きなカバンを持って、日本銀行に行って直に調達したという。そうであれば、大学の一つや二つ作るのは(資金的には)簡単だ。

田中角栄
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小学校卒の宰相として、「コンピュータ付ブルドーザー」の異名を持ち、ロッキード事件(これもまたアメリカが角栄をおろすために仕組んだ事件)で収賄したという5億円が有名だが、女性関係でも豪快、爽快である。
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『総裁選に際して、秘書がスキャンダルの回避策を進言したことに対し「お前たちの言うことはよくわかる。しかしなこの俺が長年の友人であり、自分を助けてくれた人間を、これからの自分に都合が悪いというだけの理由で切ることができると思うか。自分に非情さがないのは分かっている、だがそれは俺の問題だ、自分で責任を持つ、責めは自分で負う」』
そして、第64代 内閣総理大臣。