以前から気になってはいたが、行けずにいた地下鉄博物館(ちかはく)へ。昭和61年開館だから、30年も経って今更、だけどやはり一度は見ておこうと。
東京メトロ「葛西」駅の高架下、下りホームからだと改札口を出て、環七を渡るのでちょっと分かりずらい。
自動改札機は故障しているようで素通りして、職員がモギリでチケットを確認するのはご愛嬌。
入ってすぐの展示の丸ノ内線第1号車。ずーっと昔、池袋駅でこんな車両に乗ってたっけ。
奥の黄色い車両はご存じ銀座線。今でもレトロ車両としてこのデザインも活躍中。
当時の自動改札機。右上の青い箱に切符を入れると十字のバーが回る。切符の識別はどうしていたんだろう?
こちらは当時の銀座線の社内風景。銀座線は昭和2年開業だから、和装洋装混在。
車内掲示。上が切れてしまったけど「おことわり」として、”たばこをのむ” ”たん、つばをはく” ”かほやてをまどからだす”とある。隔世の感はあるけど、今だってスマホで電話したり、お化粧したり、リュックを背負ったり、まぁ似たりよったり。
昭和2年に浅草ー上野間を掘って通したのもすごいが、参考としたロンドンの地下鉄の開業は先んじること64年前の1863年。何と明治維新の前だという。(館内の資料からお勉強)かつては凄かった、嗚呼、大英帝国。
1861年のロンドン地下鉄 工事風景。
パノラマで再現する「御茶ノ水」駅の丸ノ内線とJRの交差関係。
人気の運転シュミレーター ゾーンへ。
シュミレーター車両。親子連れが嬉しそうに順番待ち。左壁にモニター画面。
混んでてよもやできないかと思ってたけど10分待ちで運転席へ。指導するオジサンはOBかな。
”地下鉄の父”と呼ばれる早川徳次が引いた浅草ー上野間の地下鉄を奪うようにして、新橋ー渋谷間に引いた地下鉄につなげた東急の五島慶太により、浅草ー渋谷間が直通になったのは有名。(これは独学)
休憩室はちびっこファミリーでいっぱい。「お食事、休憩にホールを開放します。どうぞご利用ください。」のアナウンスも。売店「ミュージアムショップ」のオリジナルグッズは、マニアにはたまらないかも。
今更ながらの地下鉄博物館、@210円で堪能させてもらいました。