人間様の介護に関する問題も、出口が見えないまま世間を騒がせ、当事者にとっては 地獄 ですらある事実は、自らの老後に思いを巡らせば、それどころではないものの、つくばの 犬のテーマパークにそんな施設があると聞き、訪ねてみた。
筑波山のふもと、「つくば わんわんランド」なる、テーマパークに併設される形で、動物病院 とペット関連学校 とともに、老犬ホーム 「ひまわり」 はあった。
家庭で持て余した、老犬を、泣く泣く預け、時折、面会に来る。 人間様と同じ。
終身利用で、小型犬で100万円、大型犬で150万円くらい (by ひまわり)だけど、預ける飼い主にも事情はあるに違いない。
バルコニーの奥、居室?はパーテーションで仕切られた 個室 で寝る。
17歳という 柴犬が、しっかりした佇まいでこちらを見つめる。 うむ・・・。
係の方に聞いたところ、開設以来4年になるが、預けられ、たまの面会を経て、ここで静かに亡くなっていくとのこと。
「飼い主から ”安楽死” を求められたりしたことは?」という、こちらの意地悪な質問には、「実は一件だけあったが、断った」との回答。 続いて「悩める部分ですが、アメリカでこういった教育を受けてきたトレーナーの中には、安楽死も選択肢のひとつ」 との現実的な お話も聞けた。
犬も家族同様、それ以上のポジションにいる世の中、人間様だけではないな、と少し暗澹たる気持ちで、老犬ホームを後にし、 ついでに、 本当に ついでに、 犬のテーマパーク 部分も 軽く覗いてみることとした。
「わんわんランド」という分かり易いネーミング 入り口。 入場料@1,500円だったけど、この日は 招待券でタダで入れていただいた。
筑波山のふもと、西側に、さりげなくある 「わんわんランド」 20周年だそう。
全高11Mの もっくん こと、巨大オブジェ。 登って周囲を見渡せる。
犬と触れ合えるコーナーは、子供も大人もはしゃいで、抱っこ、なでなで。
ケージの中は、疲れちゃった子、や、いたずらが過ぎる悪ん坊。
コーギーは、ほんのりしてるけど、やはりドンくさい。
犬のフラダンスは、腰痛に繋がりそうで、動物保護団体から虐待で突っ込まれそうで心配。
わんわんランド ではあるが、実は ネコ もいる。
流石に外を 岩合光昭さんが写すネコのように歩きまわる訳ではなく、 「ねこのおうち」 に会いにいくのだが、
ねこのおうち を出て、今度は、ワンちゃんレンタルに挑戦。
レトリバー を借りて、園内をお散歩。 あまり言うことは聞かない。
でも、少しなついて、
途中、柔らかいウンコされて、始末させられて、20分/1,000円 の散歩終了。
退園前に、犬に魅せられた 連れ の要望で、再び、犬とのふれあいスペース、大型犬ゾーンへ。
101匹ワンちゃん のダルメシアン は格好いい。
ブルドッグ の 鈴之助 君は、器量も、動きも格好悪いこと、この上ないが、不思議な人気者。
老犬ホーム の研究目当てに行ったものの、意外に楽しんでしまった「つくば わんわんランド」 でした。