笠森観音を歩く

千葉県長生郡にある京都の清水寺のような笠森観音を訪ねました。

正確には大悲山 笠森寺、ふもとの無料駐車場に車を止めて、趣きある石段を5分ほど登り、この二天門をくぐると通称「笠森観音」が聳え立ちます。

裏側からみても、不安定な足場に立つ様が見えます。

履物をビニール袋に入れて急な回廊を上ります。

横から見ると、45度はありそうな勾配です。

階段を上り切ったところに事務所があり、拝観料@300円也を納めてお参りします。観音堂の中は撮影禁止でしたので回廊から少しだけ。

周りの木々を見下ろす回廊。

巨木にも囲まれています。

紅葉した木々の向こうに千葉の低い山々が望めます。

東山魁夷の世界です。

安藤広重の浮世絵にもあります。

清水寺の様な、ですが、櫓にのっているのは似ているものの、舞台はありません。よって関東の清水寺とは呼ばれず、その呼称は、茨城県石岡市にある西光院に譲っています。

一旦、観音堂から下りて、茶店に立ち寄ります。お土産屋さんと軽食、喫茶のようなお店があります。

おでん、甘酒、と悩んだ末、フルーツあんみつ 450円也をいただきました。静謐な空気の中では更に美味です。

軽く腹ごしらえの後、鐘楼で鐘を突かせていただきました。コロナと共存出来て、また楽しい世界が来ますように。

一帯が回遊できる公園のようにもなっているので、展望台を目指して散策してみます。

素敵な小路を進みます。

尾根状の道が続きます。

10分程でたどり着いた展望台からは360度のパノラマが楽しめます。

遠く観音堂を望みます。

駐車場に戻る手前にある池を味わって、笠森観音を後にします。

千葉の山の中にひっそりと佇むお寺ですが、一度は訪ねてみたいところです。